Organic Electronics有機エレクトロニクス

有機トランジスタOrganic Electronics Transistor

生体センサイメージ

有機半導体材料を用いたトランジスタが有機トランジスタです。有機薄膜トランジスタ(有機TFT)とも呼ばれています。印刷法が適用できることが特長で、山形大学の有機トランジスタグループでも、印刷プロセスを用いた有機トランジスタの研究開発が強力に進められています。
有機トランジスタには通常、ソース、ドレイン、ゲートという3つの電極が設けられ、ソース-ドレイン間を流れる電流をゲートにかける電圧で制御する仕組みになっています。有機トランジスタを他の機能性材料や、他の有機トランジスタと組み合わせることによって、各種のセンサや演算などの機能を発現させることができます。

生体センサ

生体センサーのモニタ

インターネットの普及により、生活空間の中で様々なデバイス同士をつなげ、有益性を生み出すIoT(Internet of Things)技術に注目が集まっています。IoT時代には多種多様なセンサが多数個必要となります。有機トランジスタは、温度や圧力に反応する材料や、生理活性物質に反応する材料などと組み合わせて、温度センサ、圧力センサ、バイオセンサなど様々なセンサに展開することができます。
特に生活の中で、健康や睡眠の状態などを常時モニタリングできる生体センサの実現は大いに期待されています。

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